「スリ・ジャワルナダプラ・コッテ」はスリランカの首都です・・・・。
コロンボって有名な場所があって、ほぼ都市機能もそこに集まっているんだからそこにしたら?という話もあるのだろうとは思いますが、この「スリジャワルダナプラコッテ」って首都の名前には「日本とスリランカの関係の中で重要な人の名前」が入っています。
この都市の名前は実は第二代スリランカ大統領である「ジャワルダナ」さんに由来して、付けられた名前です。
しかし、何故初代じゃなくて、二代目なのか???
これは、「ジャワルダナ」さんがとっても世界的に有名な人でスリランカ人にとっては今でも誇りに思うような人だからです。
スリジャワルナダプラコッテに建つ新しい大統領府。
日本のゼネコンが建築したそうです。
湖の中央に立つ大統領府はテロ等から建物を守っています。
攻撃し難いという意味でもこの建物がとても考え抜かれて作られたという感じが伝わって来ます。
さて日本人の中で現在日本へ世界で一番角膜提供をしている国がこの小さなインド大陸の涙と呼ばれているスリランカである(ネットで読んだので相違があるかもしれませんが・・・)ということを皆さんご存知でしょうか???
前出した第2代ジャワルダナ大統領はサンフランシスコ講和条約の折にセイロン代表として大蔵大臣時代に会議に出席しています。
第二次世界大戦でスリランカは日本軍による甚大な被害を受けた。サンフランシスコ講和条約ではソ連と同様に損害賠償を求める権利があった。
ソ連が修正条項として日本の分割統治を主張した際、スリランカ(セイロン)のジャヤワルダナは
「憎悪は憎悪によって止まず、愛によって止む。」という仏陀の教えを引用し「修正条項に我々が賛成できない理由は、制約を付ければ日本の宋主権と平等と尊厳を取り戻すことが不可能になるからである。」と述べ日本への一切の賠償請求を放棄しアジア随一の外交官と呼ばれた。日本の今日の繁栄の礎である。
ソ連が修正条項として日本の分割統治を主張した際、スリランカ(セイロン)のジャヤワルダナは
「憎悪は憎悪によって止まず、愛によって止む。」という仏陀の教えを引用し「修正条項に我々が賛成できない理由は、制約を付ければ日本の宋主権と平等と尊厳を取り戻すことが不可能になるからである。」と述べ日本への一切の賠償請求を放棄しアジア随一の外交官と呼ばれた。日本の今日の繁栄の礎である。
※こちらのHPより引用させていただきました。
との事。
ちなみにこの
>憎悪は憎悪によって止むことはなく、慈愛によって止む
というのは仏陀の言葉だそうです。
私が旅したゴールの古い門には、「東インド会社」のしるしが刻まれていました。
そもそもスリランカは常にオランダ・イギリスの被支配地であり、島の形の通り、涙の歴史を持つ島でもあります。
ただ、当時他国を支配しうる最強最新の国々によって、最新のトレンドや技術力等の流入も多分にあっただろう事は容易に想像できます。
かつ独自の文化も古くから根付いていた海のシルクロードの拠点でありました。
ジャワルダナ大統領の正式な演説内容とも取れるものは下記サイトにも掲載されていました。
このジャワルダナ氏の演説が無かったら今の日本は在り得なかったといえます。
ジャワルダナ氏は大変な親日家でもありますが、理由として、「同じ仏教国だから」ということを述べてたそうです。
遺言の中で、臓器移植を希望し、片方の目はスリランカ人にもう片方の目は日本人へと角膜の提供をされたとの話も聞きました。
その慣習からか、日本への角膜の提供元としてはスリランカが一番だとの事です。
沢山のスリランカから頂いた角膜を日本人は知ってか知らずか移植して視力を回復しているという事です。
勿論日本もこの時のジャワルダナさんの演説に感謝を評して沢山のODAを実施して来ました。
内戦が終了した今年、来年はスリランカにとって最も大切な節目の年とも言えます。
今こそ、何か日本が本当に恩返しをする時なのかもしれません。
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