2010年2月25日木曜日

スリランカ軍に守られた日本の国際緊急医療援助隊(櫻井よしこさんのブログより)

本日偶然スリランカに関する記事を読んでいたところ、ハイチの地震に日本の国際緊急医療援助隊を派遣した際、スリランカ軍がそれを護衛していたという記事が出ていました

その記事を要約するとこんな感じ。


■中国は凄い勢いでハイチに応援を出した。
(中国軍の第一陣は地震発生から33時間でポルトープランスに到着した。米国、アイスランド、プエルトリコに続く早さ)
中南米における台湾の影響力排除の影響
・米国の裏庭に影響力を及ぼすこと


■日本の国際緊急医療隊が現地入りしたのは、地震発生から9日目の1月21日。彼らは23日に医療活動を開始した。


・彼らの安全を守るのはスリランカ軍
・国緊隊の設営場所から1.5キロ先に、国連のスリランカ軍2個中隊が設営しており、国緊隊に危険が及ぶような場合、目と鼻の先から救援に駆けつけてくれるという想定。




この中で自衛隊派遣に関する法の手続きについて、櫻井よしこさんは言及されているのですが・・・・・・。
私が気になったのが、中国の動き。


■実は中国凄い勢いでスリランカへ来ています。


・南側(ハンバントタ)の港を建築しているのは中国
・コロンボからマータラ迄の橋を建築しているのも中国ゼネコン(ハンバントタの港を作っているのと同じ会社と思われます)


 ※一度建築中の橋が落橋し、工事が中止しているとの事だが、こちらの人達の意見を聞くと


 「もともと日本のゼネコン2社が工事をしていた。その時橋が落橋し、それで工事が中止。仕方なく中国の企業が介入して、それで建設が再開している。」(都合の良い誤解)


・コロンボ市内にも大きなミュージアムを建設中。


日本も実はかつて大統領府(現在の)をスリランカに建築していますが、こちらについて現地の人の意見


「スリランカ風に作っているけど、あの屋根とか日本風で変だ。あれは日本人が間違えてスリランカ風を日本風につくってしまったと思う。」(大いなる誤解)


■事実:スリランカ出身の世界的天才建築家ジェフリー・バワによってデザインされたものを日本の政府がスリランカにプレゼントした。





いう訳で意識の中でも実業でも中国の巻き返しは凄いです。
また、スリランカでは現在沖合いで石油が発見されていて、そこにはロシアの企業が入って来ています。


①中国がスリランカに港を持つという事→インド洋沖に毎日通過する何千ものタンカー等の補給・補水基地として国としても巨額の金額の収益を宛てに出来るうえ、米国の極東艦隊に対してスリランカやアジアの国からの威嚇になるのでは?(素人考えですいません)


②ロシアがスリランカで油田を発掘するという事→今までの欧州のみならずアジア・アラブの国々にさらなる影響力を持つという事。
 (こちらも素人考え。しかもロシアがインド洋迄出ばるとなると、ロシアもまた強大な影響力をアジア(エコノミーシフトの起きている) 
 に対して持つ事になる。


なんて事を素人の私は考えてしまいます。


日本のあれだけ沢山出して来たODAってなんで評価されないんでしょうかね?なんか計画性とか、もっと緻密な戦略があれば中国のようにもっとその存在を誇示できたのかなと思います。


日本はただ、彼らにプレゼントを出しただけで何も彼らの経済成長に貢献するような事を国家レベルで出来てないという事なのかなと。なんだか緻密でクオリティが高い計画的と言われるわたしたちではありますが、結局何も残せて無い国民なのだなと何故だか悲しくなりました。


※ちなみに韓国は歳出すると約束した津波の資金もまだ全額歳出出来ず、中途半端に作った津波用団地はこちらの政府の協力で資金ショートになるのを免れたとか(これも噂なので、真偽の程はわかりません!)




民間ではこんな人もいるのにね。
http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000001002220002


ちょいマザーハウスの焼き直し的感覚もいたしますが・・・・・。
http://motherhouse.seesaa.net/

2010年2月20日土曜日

その男「患者名」

いやー患者名というのは「カンジャナ」の誤変換なのですが(汗 
こちらに来て私たちのチームの一人カンジャナさんの謎の奇行が私のストレスになっていて、それでこちらに書いてみようかと。。。。 


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私たちの家に時々泊るこのカンジャナ氏。 

 私はある晩汗だくになり夕飯を仕上げました。 

 その日は初めてのこちらで購入した魚料理。 
 腹が痛いらしかった患者名はご飯はパン2枚で良いからというので、それを用意。 

 その後外出して戻ってきたら何か粉的なものを持っている。 
 (その頃丁度私のご飯作りはフィニッシュを迎え、足りない材料を足してどうにかイタリアン的な料理を作り上げた所。) 

 それはスープと判明。インスタントなのかな?と思っていると、作るのにトライしてみると良いと言い出しました。 
 

「ご飯作り終わったところだから。 」
 と言ってもこちらの本意(今から飯食うからあんたのスープはつくれねーよ!)が伝わらず。 

「良い経験だから作ってみたらとの事(良い経験かどうかは私が決めるよ!) 」


 面倒臭いから、なんか色々語りたがりの彼の話を聞き、まずはパートナーに飯先に出してやって、その後彼のスープを適当に作る。(美味しく作ると味をしめると思われた為) 
それとパンと出してやるもパートナーがもう飯食い終わって私の分の魚を一人分だと思いこんだのか残しておいてくれない始末。 
  
なんだかわからねーが「患者名」自分の飯は自分で作ってくれよ! 
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夕方患者名が来ると聞いていたのに来ないので、飯を食いに行く事にした私。 
 歩いて近所と聞いていた中華料理屋へ。 (これが遠く更に怒りが!)

 飯を食ってる途中で患者名から電話。 
 「近所の金城で飯食ってるよー」

 と言うと、何か言っている。 
 

 が患者名の英語ちょっと結構適当な感じで聞き取れないし、相手に合わせてゆっくりしゃべるとかの配慮は階無。 
  
 簡単な言葉の方がと思い凄く考え、 
 Will you join me? 
 と聞くと 
 No,Butなんたらかんたら(<迎えに行くから終わったら電話して的意味) 
 と言うので、歩き疲れていた私は

 「Thank You!」
 と言って飯食い終わってから、電話して迎えに 来て貰った。 

 家に到着したのが、9時半くらいで、

 「妹の所で飯食ってくる一時間くらいだから。」
 との事。 
 「分かった玄関空けておくよ。 」
 

 と言ったが一向に帰宅する雰囲気が無い。 仕方無く電話かけると今から戻るとの事。 
 結局12時回ってから帰宅。 全く悪びれる様子が無い。 

 ここで疑問。 


 ①何故彼は中華レストランで飯を食わないのか? 

 ②何故一時間で戻ると行って戻れないなら、電話しないのか? 

 
 ③こちらが体調が悪いみたい(前日マトンに当たったらしい。)
  だから今日は家でのんびりすれば?と行っても何故こちらの家にわざわざ泊まりに来るのか? 


 
 ④朝起きたらメインベットルームに付いているバスルームじゃ無い別の所で何故シャワーして濡れた足で平気で歩くのか? 


 ⑤何故朝起きて私の作る朝食用紅茶を自分の分だと勝手に思って飲むのか? 

 等など、何にも分からないし分かりあえない 

 ついでに自分の腰巻(サロンというらしい)を一番良い位置に勝手に干すのも辞めてほしい。。。。。(涙)  

 ここは我が家です・・・・・。(涙) 

2010年2月12日金曜日

スリランカでわしも考えた。



スリランカの宗教

☆最初に私は宗教等について言及出来る程、勉強もしていませんが、ちょっとした呟きとして・・・。


タイトルは「椎名誠」氏の名著より引用ですが、スリランカに来てから少しだけ考えた事があります。

こちらの国には、宗教がまま沢山あります。

・仏教
・ムスリム
・キリスト教
・ヒンドゥー教

それぞれの寺院や文化が混在していて、興味は尽きません。
その中でも根強いのはさすがに仏教。

かの開祖仏陀本人が二度程来た事もあると言われる程の仏教地盤の強い国。
何せインドの隣でもありますので・・・・。


そこで先輩スリランカブログのイエスタディさんに言われた通り、無難にブディストという事にしておいてあるのですが、次に来る彼等の質問が、「お寺には何回行くのか?」になります(汗

さすがにこの質問に多い時は、年に2回(お盆・お彼岸)とは言えません(汗
※念の為私の母親は年に5回~10回は行ってると思われます・・・・。<<世代の格差なのか??


何故かというと彼らは必ず
How many times do you go to temple in a week?
と尋ねられるからです。

変な日本語担当にチャマル君にも、
「日本には神様が居ないでしょ?」
と言われる始末。


神様・・・・・。仏陀と神様って一緒なのか?
等というちょっと面倒くさそうな質問はさておき、とりあえず考えました。



日本人の中の神(?)


・渋谷の町を歩くギャルの中に神は居るのか?
・政治家の中に神はあるのか?
・主婦の中には?
・サラリーマンの中には?
・お宅には?
・私の中には?


そこまで考えてふと・・・・。


私の中の神様には名前も姿も無いな・・・・・と。。。

以前四万十川の仙人という番組をNHKで見たのだけれども。彼は普通に神の中(山の中や川や自然の中)に暮らしていて、空に感謝し、川に感謝し、山に感謝して生きていた。。。。。私はそれを見て泣きそうになったのだけれども。

元来日本人の信じるものは「神」というレッテルさえ貼れないものなのかもしれないなぁと。。。。。。
まあ全員が私と同じ日本人では無いのだろうけれども、少なくとも私の中には、そうゆう神様が居るような感じがします。

私の中の信じるものは、私より大きく、私があらがえないものであり、「運命」とも違い、何か大きな流れやうねりを持ったもの。

次に繋がり、孤独で、だから他人が必要で・・・・・。全体だけど、個々みたいな。
上手く言えないのですが、私はそんなものを感じたりしながら生きているのかな?とスリランカ人に分かってもらうのはすげー難しいなぁーとそんな風に感じる午後であります。。。。

2010年2月11日木曜日

アーサー・C・クラークとスリランカその2

以前の日記にアーサーCクラークの事を書きました。


こちらでビジネスの為にこちらのデジタルプリント屋さんで名刺を発注しようと出かけた所、そこの人がアーサー・C・クラークの看板を作成したと言って見せてくれました。

それで色々調べてみると以前こちらに住んでいて、アーサーCクラークと会ったという人のHPを発見。


このHPの管理者はどうもスリランカテレコムに居た様子なのですが、HPにリンクをお願いしたくメールで連絡するも、連絡取れず・・・。という訳で申し訳ないのですが、こちらに紹介させて貰っちゃいました。


本当に良い写真だったので、(アーサーが上を向いて空を指差している写真でした。)「写真を写真に取ってくればよかったよ!」と思った程でした。


上記のHPにはスリランカ人の子供を養子にした様子も出ていて、しかも実母と実娘が通って来ていたらしいとの事も分かりました。(心ひろーい!)


何処に住んでいたのか?
記念館等になっているのか?

色々調べたい所ですが、現在情報不足中です。(汗

知られざるスリランカ

21世紀は情報戦だ。

と言ったのは村上龍氏だったでしょうか?

実は私が現在の日本の状態を知ったのは約5年前
米国人のお金持ちの方が、
「自分の友人が全てアジアへ移住して来ている。現在アジアへのエコノミーシフトが起きている。かつてヨーロッパからアメリカにエコノミーのシフトがあったように。」

と言われた頃からでした。


スリランカへの渡航話を会社の人達にしたのですが、殆どの人が危機感を感じてない様子なのに驚きます。個人的な友人達もほとんどの人が危機感を感じていません。

それどころかスリランカを後進国だとか、危険な国だからとか言います。
それは本当にドメスティックな評価だと実は私自身は思っています。

私自身はこのまま行けば、多分その内日本の方が危険な国になるのでは無いかと思っています。

社会保障が行き届かなくなれば、浮浪者や捨て猫捨て犬が増えるのは当然です。勿論ねずみやゴキブリも増えますが、衛生的な部分でのケアが出来なくなれば、今以上に道徳は失われます。


スポーツで大事なのが声掛けだと良く言われますが、社会的な活動も全く一緒です。
スポーツはルールという言葉を超えたものを仲介に人同士がコミュニケーションを取る行動ですが、
社会活動もまた、ルールがありそれを仲介に人同士がコミュニケーションを取る事によって、行われる活動です。

今の日本ではそれが失われて来ているように感じます。
こうした道徳の低下や、人同士のルールの最低の維持が出来なくなってきている社会に行き詰まりも感じます。


私の渡航の決心はその閉塞感が大きな原因でもあります。
日本があまり面白くなくなったというのも原因のひとつです。

そしてまだスリランカにはチャンスがあると感じています。
かつては日本よりも進んでいた国です。

文化が失われた背景を軽んじてはいけないと思います。
そして慢心もまた良く無いとも・・・・。

ジェトロ ビジネスニュース(通商弘報) (スリランカ)

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