「スリランカに嫁いじゃったよYesterday」さんの2009/8/10のブログでスリランカの建築と日本の現代建築などについて書かれていますが、スリランカは凄く特別な気候の場所です。。。。。
何たって赤道直下で真上が太陽です。しかもアフリカ大陸からの西風が海を渡って吹いて来ます。
しかもこの地はその時々の世界を支配しうる国に支配されていたという歴史があります。
「オランダ」「イギリス」
その上、「東インド会社」(1600年)の重要拠点でもありました。
そして、海のシルクロードとして、小乗仏教が伝わったルートの地でもあります。。。。
そうゆう洗練された最新の文化が入ってくる環境で、しかも自然が沢山で、暑くてとなると皆昔から工夫して生きてきました。特にこの地に育った「ポストモダニズム建築の近代巨匠」ともいえるジェフリーバワの建築はそうした色々な理由が重なってこうした建築形式を取っていると思われます。。。
バワの事務所だったカフェ。ご飯がいただけます♪
バワの事務所の入り口です。左右の廊下部分にはウェイティング用のソファーが置かれています。
ウェイティング用のソファー部分。お客さんに此処で待ってもらったのでしょうか・・・・。
事務所内に入ってくる廊下からの階段奥に見える大きな壷の向こう側に先ほどのウェイティングソファーのある入り口玄関のパティオ(?)があります。
要するに此処を風がずーっと通りぬけする設計になっているのだろう(素人の為)と思われます。
パティオの中庭の様子。壁が非常に高いのですが、不思議に風が流れます。
スリランカではこの天井扇風機が凄く大活躍しています。この扇風機があるだけで日陰にいれば東京と温度も湿度も変わらないのに、涼しく過ごす事が可能です。
しかも日本製のものが多い!!
カフェのレジ下にあった昔の(多分)紅茶入れ。。
中国建築の匂いも漂います・・・・。
いただいたガスパッチォ・・・・これがピリ辛だったのでちょいと驚きました。私の知っているガスパッチョとは全然違う趣・・・・。
一緒にいただいたカプレーゼ。味つけがそこはかとなくオリエンタル。まずいという訳では無く、オリエンタルキュイジュイーヌな感じ。
色々な文化を取り入れてそれから何かを生み出す感じ。
建築もしかり、食べ物もしかり・・・・・。
リンク、ありがとうございます〜!
返信削除バワのお弟子さんだったという人の作品をいくつか見てきましたが、バワを越える人にはまだ出会えていません。それでも一人、現在活躍中の気になる建築家を発見したのですけどね。
私も四角い箱型の家やホテルはつまらないと思います。ここだけの話ですが(笑)例の巨匠の作品、デザイン云々以上に、すべて空調で管理されていてエコフレンドリーの対極、そして各部屋ははんぱじゃなく広いのに外の気持ちのよい景色との一体感がなく、息苦しささえ感じました。
>デザイン云々以上に、すべて空調で管理されていてエコフレンドリーの対極、そして各部屋ははんぱじゃなく広いのに外の気持ちのよい景色との一体感がなく、息苦しささえ感じました。
返信削除勿体ないですよねー。折角あんなに自然の沢山ある国だっていうのに!
東京とおんなじ建物じゃん(てかあれがスタイルというのは分るのですが・・・・。)
やっぱりスリランカではバワ建築に尽きました。今回のお陰で建築が凄く好きになって、色々気になるようになりましたねー。
後、やっぱりヨーロッパなどの古き良き文化を漂わせる建物とかも凄く好きです。
世界の何処でも手に入るもの(マ●ドナ●ド・ケ●タッキーしかり・・・。)はそれはそれで品質維持という意味で凄いことだと思うのですが、独自性の高いとか、ブランドが立っているというか・・・・・ようするに「頑固」な部分が無いと差別化が甘くなるし、インパクトも無くなるしで・・・・
巨大資本という、多様性の遠回りな否定の具現化みたいなものは暮らしの中からは出来れば排除していきたいなーと思う今日この頃のつぼまきです(笑)
※東大でエコハウスの研究とか今とてもやっていて面白いです
http://www2.ir3s.u-tokyo.ac.jp/esf/images/activity/symposium_02_sakamoto.pdf
監視システムが常に監視をしていて、温度によって窓が開いたりとか。太陽光発電のパネルが開いたり閉じたりする亜熱帯用断熱とか。色々あって、面白いですね。100年後の地球にはどんな建築物が建ってるのかなーと楽しみになります。。。。(生きてないけど(笑))